創業・融資のお話

融資の際の不動産担保ってどんなもの?

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融資を受ける際の物的担保である不動産担保の仕組みについてみていきましょう。

 

物的担保とは財産や権利で金融機関等が貸付する金額を担保するものです。

前回の記事でドラクエⅢのゲームソフトの話を例に出しましたが、

幼少期の平尾政嗣
ドラクエⅢのソフト貸して~

友達
ええよ~。そのかわりに俺のセーブデータのレベル上げと、前に貸したときになかなか返ってこんかったし、何か別のゲームソフト貸してな
幼少期の平尾政嗣
じゃあ明日持ってきてな!

また引用しましたが、今回の不動産担保の話は代わりに差し出すゲームソフトが不動産に置き換わります。

 

融資の際に不動産を担保にすることが決まったら、金融機関と抵当権設定契約を結びます。

 

しかし、抵当権設定契約を結んだからといって、その時からその土地が使用できなくなるわけではありません。

 

万が一に貸付金が回収できなくなった場合に、抵当権の実行といって金融機関が担保である不動産を処分して優先的に債権の回収ができるということです。

 

また、一つの不動産にいくつもの抵当権が設定されている場合があります。

例えば3,000万円の価値がある土地に、1番抵当権者A銀行1,500万円、2番抵当権者B銀行1,000万円といったケースです。

万が一の事があった場合は先に登記した順位ごとに優先して回収ができます。

 

残った金額の500万円が他の債務者に支払ということになります。

 

普通抵当は特定の債権(今回はA銀行1,500万円・B銀行1,000万円の貸付金)とヒモ付きの関係であり、返済されると完済した時点で抵当権も消滅します。

 

これに対して『根抵当』というものがあります。

根抵当は特定の債権だけを担保するものではなく、あらかじめ借り入れ可能な限度額を設定して、将来の特定の取引から生じる債権を担保するものになります。

また特定の債権を担保するものでもないため、債権を完済したからといって抵当権が消滅することもありません。

 

銀行員さん
あー。これ根抵当がついてるんですね~。

根抵当??

 

私も昔初めて根抵当の言葉を聞いたときは??状態でした。

 

また、司法書士さんの業務範疇なのであまり業務で直接かかわることがありませんが、抵当権の順位の変更も可能です。

 

この物的担保を必要とする風潮が根強いですが、物的な担保に頼らず、本来は経営の業績や実現可能性の高い将来を見据えた事業計画で、金融機関さんが融資判断するのが本来の姿です。

 

複雑な話までは専門の方にお任せするのがベストですが、基礎的な知識を入れておくだけで融資を受ける際の不明な言葉や契約から生じる不安を解消する事が出来ますよ。

 

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