創業・融資のお話

創業計画書の記入ポイント4【必要な資金と調達の方法】編

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創業計画書の【4.必要な資金と調達の方法】の記入に当たって注意すべきポイントは?

 

創業計画書の4つめの項目に【4.必要な資金と調達の方法】という欄があります。

ここでは具体的にどこからお金をいくら用意して、それを何にいくら使うかを記載します。

 

創業計画書の中でも特に重要で、スケジュールでは面談等の最後の方まで変更になったり見直したり検討すべき項目になります。

それでは項目のポイントを一つづつ見ていきましょう。

 

① 『設備資金』の項目は根拠が無い数値は良くありません。業者の見積もり等の料金の数値的根拠を基に記載しよう!

たまに大体の情報で数値を把握していて、多分これくらいだろうという感じで金額を入れている方がいます。

これではリサーチ不足や、やる気の無さをアピールしているのと同じです。

 

実際に設備の販売業者に見積もりを出してもらってください。そして、その書類を一緒に提出すると良いです。

欄に入りきらないほど細かな設備の導入になるのであれば、『別紙に詳細を記載』と書いて合計金額だけ入れておいてもいいと思います。

 

また、専門的な設備に関してはその設備自体の想像ができるパンフレットや画像があれば、より一層伝わりやすくなります。

 

② 『運転資金』の項目は意外にざっくり計算の方が多いので注意!

 

『運転資金』の項目は、先ほどの『設備資金』に比べ、一気にアバウトな計算になっている方が多く見受けられます。

同じように丁寧に計算してみてください。

 

原則的には3か月分の運転資金の予測計算になるかと思います。

変動費である仕入に関しては仕入れる商品の単価や予想数量の計算結果を記載します。

固定費である諸経費に関しては、広告宣伝費・人件費・家賃等々・・の発生するであろう経費の具体的な金額結果を記載してくみてださい。

 

ここでの重要点は、次の項目の『5.事業の見通し(月平均)』との数値の合理性が取れているかが重要です。

 

③ 『調達の方法』の項目は、自己資金と借入のバランスや、どういう自己資金かを再度確認しよう!

 

自己資金に対して借入額は多すぎないか?(創業融資の自己資金がいくらあれば成立しやすいか(結論)参照)

自己資金になる金額はいくらなのか?(開業の借入時に必要な自己資金の定義とは?参照)

等、融資判断の根底に関わる重要なポイントになります。

 

自己資金の根拠となる通帳の動きを、担当者に確認されても説明できるようにしておきましょう!

 

意外に自己資金を用意したつもりになっていても、通帳の動きを確認されると焦ります。普段の生活を数字から見られてしまうのと同じです。

 

理想的には通帳の動きを見て、ポッと湧いて出た自己資金ではなく自己資金の準備をするために生活から貯金をしてきた事が分るような動きがベストです。(しかしこれがなかなか難しい・・)

 

最後に、一番下の欄の合計の金額は左右一致していますか?

合計はあっているけど、内訳の数字の電卓を叩いてみるとずれていることがあります。おそらく、内容を変更したり、見積もりの金額が変更になったりすることが多いのが理由だと思います。

 

【まとめ】自己資金の形成のされ方に問題があると指摘される方が多い。

 

タイトルの通り、自己資金の形成について面談時に指摘されて困る人が多いように思えます。

しかし、現実的には創業し融資を受けてきた多くの人が完璧な通帳の動きだったわけではありません

 

あきらめずに、他の要件をしっかりとアピールできるように整えてください。

 

税理士平尾政嗣
大丈夫です!誰もが完ぺきではありません。ここで点が取れなくても、他のポイントをしっかりアピールして融資を受けた方はたくさんいます!

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